4月21日 martes
晴れ AM8:30起床
もうほとほと嫌になっていたんで、とっとと約束していた橋本さんにモロッコから
のAir Mall
だけ投函して、フェリーに乗ってスペインに帰ろうと思い、ホテ
ルを出ようとしたら、レイバン
のグラサンが無い。しまった!何処かに忘れてきた
みたいだ。隈なく部屋を探してみたが、
何処にも見当たらない。ああ・・。しかた
がなく、泣く泣くあきらめてとりあえず、モロッコから
一刻も早く脱出したかった
んで、PTT(国営郵便局)に行き、フェリー乗場に向かった。その
途中、やけに
ひつこいガイドがずーっと俺に着いてきていて、俺もうっとおしいんで、完全に
無
視をする。しばらくしてから、もう一人こいつの連れらしき奴が現れ、そいつは昨
夜あった
奴でなにやら英語で”金”とは違うことを言っている。サングラスを持っ
ているというのだ。そ
いつが言うには、俺が昨夜、駅でジュースを買ったときに、
置き忘れて、それをどっかの子
供が質屋出してしまったと言うのだ。
とりあえず、グラサンを返してもらう為、その二人の後
に着いて行ったが、そいつ
ら、また、変な路地裏に入っていって、ここで待っていてくれと言
って、俺にボロ
紙にサインさせて、一人がどっかに行ってしまった。もう、その頃には俺自身
かな
り、カッカきていたんで、”まだか!まだか!”と日本語でまくしたてる。もう一
人が戻っ
てきて、”買い戻すのに300DH必要なんで出してくれ。”と言う。
もう頭にきてブチきれかけ
たが、まあ、俺の不注意だったからしかたがないと思い
、ブチブチ言いながら30US$渡す
。
そして、そいつがまたどっかに行って、サングラスを持って帰ってきた。”よし、
返せ!”と
俺が言ったら(もうその頃には、すべて日本語で俺は喋っていた)、”
手間賃に5US$くれ”
と言い始めた・・・・。もう、完全にぶち切れた!
日本語で、しかもチンピラ風にまで成り下がって、”何言うてケツかっとん
じゃあ、お前らみんな
ブチ殺したるう。コラああ〜”と
、
町じゅうに響き渡るくらい二度、三度と言って、ここの通貨DHのコインを全て
地面に叩きつ
けたら、二人とも、ビビッって震え上がって、硬直してしまった・・
・・。しばらくの沈黙の後、俺はサングラスを取り上げて、とっとと、
フェリー乗
場に向かい、モロッコからおさらばした。もう、本当に、本当に二度とこんな町、
タ
ンジェールなんかに来るかい!これで、全て旅の計画がパーになってしまった。
行きたかっ
た国も行けなくなった。ぜったい許せない町、タンジェ。
この街は絶対に俺の心の中では、
バッドシティNO1!だ。
もう思い出すだけでも胸糞悪い。死ねえ、クソがあ。
スペイン・ジブラルタル(英国領)に行く
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